巨人の開幕ダッシュ成功の原因は?1996年の長嶋監督との比較
プロ野球が開幕して10試合以上経過しましたが、予想通りの展開なのか、意外な展開なのか様々な意見が飛び交っています。
特に今年の巨人は野球賭博問題、投手陣の柱の一人であるマイコラスの故障、阿部の2軍行きなどで苦戦が必至と思われました。
ところが、始まってみれば何と首位ではありませんか。
巨人の開幕ダッシュ成功の要因を1996年に開幕ロケットスタート宣言した長嶋監督時代と比較分析してみました。
エース菅野の安定感
今の段階で計算できる投手は菅野とポレダくらいで高木と田口がまあま計算できるといった感じです。
1996年に長嶋監督が開幕15試合を10勝5負のロケットスタート宣言をしたことをご存じの方はあまり多くないでしょう。何しろ20年前のことですから。
この時の根拠としては先発投手陣が充実しているからでした。
斎藤、槙原、川口、河原、ガルべスの4人がいました。
ところが、まあよく打たれましたね。6勝9負で負け越しでした。
当時は、長嶋監督は「うちにピッチングスタッフが充実しているから4月が勝負です」と開幕前から自慢げに話していました。
開幕ダッシュに失敗しても結局メークドラマで優勝はしましたけどね。
さて、2016年の戦力はそうでしょうか。
長嶋流に言えば、「うちなピッチングスタッフも打つ方も充実してないね」でしょう。
しかし、この戦力でよく戦っていると思います。
立岡が今のところよく打っているし、4番ギャレットが定着してホームランも打っていることが開幕ダッシュに成功したことに貢献しています。
1996年は、夏以降に斎藤とガルべスの2本柱がよく頑張ってくれました。
あれから20年経った2016年は菅野ともう一人か二人出てこないとオールスター以降は苦しいでしょう。