沢村の抑えの失敗は見慣れた|巨人の抑えの切り札はいないのか?
今年初めての甲子園での伝統の一戦である阪神VS巨人を見ました。
巨人が2連勝しての第3戦で先発が菅野ということでほぼ巨人は勝ちを計算していた試合だったでしょう。
試合展開も8回を終えて3-1で残りは9回の1イニングを抑えれば勝ちという場面で、最後を任されたのは抑えの切り札の沢村の登場です。
2点リードだからまず抑えて当たり前だろうとほとんどの人が思ったのではないでしょうか?
抑えは沢村しかいない
しかし、勝負というのは最後までわかりませんね。
ゴメスのホームランの後からヒットを続けて沢村に代わって山口を登板させました。
この試合では沢村は抑えとしては失格と言われてもしかたがありません。
先週も菅野が投げた試合で沢村が打たれて勝ちを逃した試合がありました。
4月で3勝している抑え投手も珍しいですが、それだけ安定感のないピッチングといえるでしょう。
ただ、長いシーズンを考えたら沢村以外に抑えを任せることができる投手はいないでしょう。
なぜなら、マシソンは突如コントロールを崩すので抑えとして使えないし、山口を抑えにしたらプレッシャーに負けそうな気がするからです。山口は原監督の時に先発や抑えでやったことがありますが、やはりセットアッパーが一番適正があるようですね。
巨人の抑え投手の歴史
20年以上前に長嶋監督が抑えがいなくて苦労していた時に石毛を抑えにした時がありました。しかし、コントロールが悪くてファーボール連発して何度も試合をぶち壊しにした覚えがあります。
1994年の国民的行事と言われて中日と巨人の試合でも最後は桑田を使いました。
1996年のメークドラマの年も抑えは川口でした。
巨人の抑え投手は先発投手から抑えに河原、上原のように回る選手がほとんどです。
沢村も同様に先発で勝てないから抑えに回りました。
初めから抑えで起用するのは、最近ではクルーンくらいしか思い当たりません。
それだけ、1年間抑えとしてやっていくのは精神的にも肉体的にも強くなくてはいけないのでしょう。
中日の岩瀬のように10年以上続けることがいかにたいへんなことなのか改めてわかりました。