みんなの散歩道

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ブラタモリ・水の国・熊本の感想|健軍水源地の湧水は凄まじい!

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今回のブラタモリは「火の国熊本はなぜ水が豊富なのか?」というテーマでした。

個人的には阿蘇には修学旅行で行ったことがありますが、それ以来行ったことがありません。熊本は新幹線で行けば近いので近いうちに行ってくる予定です。

 

確かに、熊本は阿蘇というイメージがあり水とは関係ないような気がしますね。

実は阿蘇山の存在が非常に重要だったのです。

 

熊本城近辺は地形的には台地の先端に位置しているということ。

ここが湧水が出るポイントだったんですね。

つまり、熊本は火山灰が降り積もった地層できています。9万年前の爆発の時の火砕流堆積物(ASO-4)が40mも積もったのが今の熊本市です。

 

水前寺成趣園の湧水の謎を解く

 

住宅街に流れている川(藻器堀川)が異様に澄んでいるのは湧水が流れ込んでいるから。

水前寺成趣園の水面を見るとポコポコを湧水が出ているのがわかります。

なぜ湧水が出ているのかといえば、阿蘇外輪山から流れる水が火砕流堆積物(ASO-4)に染み込み、水を通しやすい火砕流堆積物の中に溜まった水が台地に際(キワ)に位置する水前寺から湧き出るという仕組みです。

これもブラタモリ名物の高低差が関係しています。

 

水源で水が湧く仕組み

 

熊本には「水源」という地名があるようです。

健軍水源地に潜入して巨大な井戸をのぞき込みます。

そこは自噴する井戸で凄まじく水が湧き上がっています。

熊本市民の生活用水を支えているということです。

ここで大切なことは、藻器堀川や水前寺成趣園と健軍水源地では湧水の仕組みが異なるというこです。

健軍水源地では、火砕流堆積物(ASO-4)よりさらに下の地層まで掘っていたのです。

 

加藤清正の街づくり

 

加藤清正は白川の蛇行を直線にしました。

なぜか?

洪水を防ぎやすいし、街の防御のため、さらには川で分断された城下町を広くするためでした。

蛇行の痕跡は下通商店街にも見られる。

非常に計画性の高い加藤清正です。

 

鼻ぐり井手公園の秘密

 

「井手」とは農業用水のことで「鼻ぐり」とは牛の花輪のことで、なぜこのような形の用水路が作られたのか?

阿蘇から流れる水には火山灰が含まれ通常に用水路だと流れが悪くなるので、渦を巻かせて火山灰が溜まらないようにした。

80作られたのに江戸時代に壊されて今では24個所しか残っていない。

 

そして、桑子アナが今回で最後のブラタモリでした。

4月から月~金の夜のニュースに登場するそうです。